こんにちは！大分県別府市を中心に内装工事やリフォームを行っているCraft　Interiorの狹間翔平です。
今回は、和室のリフォームについてご紹介していきたいと考えています。

和室をリフォームするとなると、一般的に思い浮かべるのは、洋室に変えることではないでしょうか？
畳をフローリングに、襖をドアにと。それもいいのですが、せっかくリフォームするのであれば、和室の持っている良さをそのまま残してリフォームするのはいかがでしょうか？

和モダンというリフォームの方法があります。
これなら、和室のいい所を活かしつつ、おしゃれでモダンな空間に生まれ変わらせることが可能です。
この記事では、そのような和モダンリフォームについてのポイントをご紹介していきます。

■和モダンにリフォームするとなぜ良いのか　　
「和室は古臭いから、この機会に思い切って洋室に」とお考えの方もいらっしゃると思います。
しかし、和室の良さを知れば考え方が改まるでしょう。

・和室は良い素材を使っている

和室は洋室に比べてコストが高い傾向にあります。たとえば材料に関しては、洋室の場合、柱を石膏ボードで覆い、天井面と壁面はビニールクロスを貼って出来上がっています。これに対し和室は、柱の木目を見せ、天井には杉板を張るなどして美しい木目や木肌を持つ仕上げ用の木材が必要になるのです。壁の材料も、ビニールを貼っておしまいではなく、塗り壁や和紙を張って、手間と費用をかけて仕上げる場合が多いのです。
さらに和室といえば畳、床の間の床張り、障子など。洋室に比べ材料費がかかっているといってもよいでしょう。

・和室は家の中で贅沢な場所にある

和室の場所は家の中でも比較的日当たりが良く、玄関からすぐに入れるところにあったり、リビングやキッチンに直接移動できたりと、家の中でもかなり使い勝手が良い場所に設置されている場合が多いと言えるでしょう。
このように、贅沢な場所に設置されている和室を「古臭い」という理由で使用しないのは、非常にもったいないと言えるのではないでしょうか。リフォームを行って、毎日でも使いたくなるような空間に仕上げましょう。

■和モダン風にリフォームするポイント　　
それでは、和室を和モダン風にリフォームするポイントをご紹介していきます。

・障子を外し、光を取入れる

障子には趣があり、和室の雰囲気をつくっているのですが、同時に暗いイメージの原因となっている場合があります。
その理由として、障子が引き違い構造になっているためです。この構造により、障子全体の面積の半分しか開かないため、部屋に入ってくる日光の量も限られてしまうということです。閉じている障子に日光が当たり、障子紙からもある程度は光が入りますが、部屋に柔らかく拡散してしまいます。
落ち着きがある反面、全体的に薄暗くなってしまう傾向にあります。この薄暗さというのが和室の趣ともいえるのですが、毎日使うとなると、さらに明るい部屋のほうが使い勝手がよいでしょう。

そのためには、障子を外すことで解決できます。
障子は上部の鴨居と下部の敷居の溝にはまっているので、下から少し持ち上げ下から手前に引き出せば簡単に外すことができます。

障子を外したらプリーツスクリーンといわれるロールスクリーンを取付けがオススメです。ただのロールスクリーンではなくプリーツスクリーンがオススメな理由は、和紙のような質感なため和の空間に非常にマッチするのです。
また、スクリーンなので上下に開閉することはもちろん、障子ではできなかった全開口することもできるので、部屋全体が明るくなります。これにより薄暗い和室の欠点を克服することができるのではないでしょうか。

・襖を張替える

襖は、障子と同じくらい和室のイメージを決定しています。
和モダン風にリフォームするのであれば、きらびやかな和のカラーがオススメです。
具体例として、金色・朱色・鼠色・黒色などの華やかさがある色があげられます。

和モダンを成功させるポイントは、派手な色遣いをするということです。和室は落ち着きがある空間のため、多少大胆に振り切った色遣いをするほうが調和がとれるのです。

色の組合わせに自信がなければ、施工業者の意見や季節に合わせた和服コーディネイトを参考に色遣いを決めてみるのもよりでしょう。

・壁紙のポイント

壁紙も和モダンを成功させる重要な要素です。
一般的な和室の壁紙の色は、モスグリーンやベージュなどの色が多い傾向です。
しかし、和モダンに仕上げる場合は、派手目な色の壁紙を使うことで、個性的で華やかな空間を作り出すことができます。
和の色は、自然な色や季節の色を表現しています。そのため、派手だと感じる色でも空間の調和を崩すことなく、アクセントとして活用できるのです。
また、色だけでなく一面だけ柄の壁というのも非常にオシャレです。

・畳を変えて和モダンに

畳を変えることで和室が一気に和モダンになります。畳というと井草色で畳の縁（紋縁（もんべり））がついているものが一般的ですが、最近は素材や色、縁の有無など種類も豊富です。
畳のリフォームは、表の部分だけ交換する表替えと畳床ごと変える方法があります。
尾の手換えのほうがコストを抑えることができるので、はじめての和モダンリフォームにオススメです。

■まとめ　　

いかがだったでしょうか。和室を素敵な和モダン空間にリフォームするポイントがお分かりいただけたのではないでしょうか。
和室を毎日使える部屋に変える和モダンリフォームに取り組んでみませんか。
Craft　Interiorは、大分県別府市を中心に内装工事やリフォームを承っております。
内装のことでお困りごとや気になることがございましたら、些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談ください。

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